雨のち晴れ

福岡ではいつもお世話になっている青龍会の原田氏のお家に遊びに行った。
昭和元年に建てられた建築物は、わたしが生まれるずっと以前の記憶も宿して、さまざまな想いが溢れ出ていて、とうていかなわない大叔父のような感じ。
家の横に流れる柳川からは磯の香りがただよってきて、海のそばにいるような気もした。

その日、晩酌は明け方まで続いて、むずかしい話をわたしは横で聞いているだけだったけれど、なんだかそこにいるだけでわくわくした。

その日も雨。
結局、最後まで福岡は雨降りの日々が続いた。

明日は全国的に晴れますように。