記憶とクリナメン


浅田彰氏と高橋悠治氏のレクチャーを聴きに行く。高橋さんのピアノを織り交ぜながらの話。体制に対していろんなことを試みてきた70〜80年代当時の彼の音楽を、分かりやすく話してくれた。最後のほうに流れた「最後のノート」という曲が、とっても好きだった。そのあと、アートオークションの取材のため隣のギャラリーへ。真っ赤な椅子とテーブルが並べられた会場で、番号の付いたパドルが勢いよく上がる。アートがビジネスに呑み込まれる瞬間を、見る。