EONNAGATA


昨晩からパリで上演されている『EONNAGATA』を観に、シャンゼリゼ劇場へ。シルヴィ・ギエムがロベール・ルパージュ、ラッセル・マリファントとコラボレーションしたダンスのパフォーマンスです。ダンスと言っても、踊りの要素はそんなに強くなくて、チャンバラあり、台詞ありの、演劇色の強い作品でした。ストーリーは、実在したシュヴァリエ・デオンという外交官の一生を描いたものだそうで、彼は女装したスパイとしても有名なようです。舞台も、男性性と女性性をテーマに、両性具有的な要素が強い演出が目立っていました。ただ台詞はもちろんフランス語のため、最初はまったく分からず。思いっきりダンス作品だと思い込んでいたので、ちゃんと調べてくれば良かったです。あとタイトルからも分かるように、日本芸能の要素も強く取り入れられていて、日本人としては違和感を感じつつ笑えるところも。ともあれギエムの肉体美は衰えることなく、それだけでも一見の価値ありでした。それにチケット安いし。写真は、メトロ内でよく目につく本公演のポスターです。