バルコン


ジャン・ジュネ作/渡辺守章演出「バルコン」の貴重な映像を見れるということで、地下のホールへ。「バルコンの店」という淫売屋を舞台に繰り広げられる虚構と現実の世界。登場人物も多く、舞台転換だらけ、ものすごくごちゃごちゃしていて難しく、最初はさっぱり意味が分からなかった。でもいつの間にかその虚構なのか現実なのか分からない世界へと引き込まれました。イルマ演じる篠井英介さんの歌舞伎っぽい演技が、役にはまりすぎてお見事。そしてやはり渡辺守章氏の訳と演出が、凄かった。劇場で見てみたいな。
写真は日本画のアトリエにお邪魔したときのもの。岩を砕いて作られた顔料。