永遠にふてぶてしく。

  

岡本太郎美術館にて「CHIKAKU 四次元との対話」が開催されて、大学時代のゼミの先生が講演するというので、雨の降るなか、行ってきました。
超満員で結局聴けずじまいでしたが、せっかく来たので常設展を観ていこう、と思ったら、いつの間にか出口から入場、逆流の途中、ミュージアムショップではしゃいだはしゃいだ。
というのも、がちゃがちゃが「両生類カエル図鑑」とかいうので、異様にリアルなカエルたちが、あの、透明の、プラスチックの、球体に入っていたからで、しかもなぜカエルでそこまではしゃぐかと言うと、実は自分の前世がカエルだったかもしれないらしく、それはお姉ちゃんも同じらしく、だからはしゃいでしまいました。
がちゃがちゃっと例のレバーを回して、出てきたカエルは「ベルツノガエル」とかいう、アルゼンチンやブラジルに生息する種のカエル。
それが、いかにもふてぶてしい表情をしており、特徴がまたふてぶてしいことこの上なく、まずほとんどジャンプをしない。カエルなのに…。しかも土の中に隠れて獲物が来るのをひっそりと待ち伏せ。さらに非常に貪欲で、目の前を横切るものは何でも捕食しようとするという、性格の悪いこと極まりないカエル。

このカエルを手にした瞬間に、あぁ、私の人生はもう決まっているのだな、と心底思ったのでした。
そういえば、岡本太郎美術館そばを通る道路のマンホールは、柄もTARO。