脱・資本主義豆乳ヨーグルト
鶴見済さんの近著『脱資本主義宣言』の刊行記念トークツアー(?)が福岡にもやってきました。お金だけのやり取りって誰もが違和感を抱いていると思うのですが、この本を読むと、その違和感が確信に変わります。そして、私たちがどうして農業や、自律的なコミュニティに向かおうとしているのか、手にとるように分かります。目に見えるものも、目に見えないものも、人のものも、みんなのものも、すべてが商品になってしまうこの世の中。いつのまにかみんなお金に縛られてしまっているけれど、そうではない経済活動、もっと自由で豊かで彩りのある経済が、あるんじゃないかと模索中です。手始めに、会場で手に入れた豆乳ヨーグルトの乳酸菌をリサイクルして、まずは目指せ脱・資本主義豆乳ヨーグルト! 毎日培養、毎朝食べていますが、かなりいけます。
星空映画祭
夜空の下で映画を観る。おやつ食べながら、お茶飲みながら映画を観る。子どもをひざの上に抱えて映画を観る。子どもが飽きてそのへんで遊び出しても親は映画を観る。そんな自由気ままな一日だけの映画館が、糸島で開かれました。観たのは鎌仲ひとみ監督の『内部被曝を生き抜く』。福島第一原発事故後、政府が「ただちに健康に影響はありません」と言い続けたけれども、では「ただち」じゃなかったら? そういう「疑問」って、持ったままでは「不安」だけど、できるだけいろんなことを知ると、自分なりの「答え」を見つけるために対処しようとするから、「強さ」にかわる気がする。でもそれよりも、子どもと一緒に、あぐらかいて映画を観れたことが一番幸せな夜でした。